逆に言えば、世界史において、大きな流れとなった
宗教運動、社会活動、政治活動、民族運動というのは
ほとんどが、原点は個人の価値創造から出発していると言えますねぇ。
個人の価値創造が、様々な、人間社会の運動や
活動の必須条件であるとも言えますねぇ。
例えば、自由主義は、17世紀から18世紀にかけて
ヨーロッパで形成されましたねぇ。
そして当時の、絶対王政や伝統的な封建制度に対する
批判として、ジョン・ロックが登場し、自由主義思想を
広く社会に広めましたねぇ。
彼は「統治二論」において、政府の正当性は
国民の同意に基づくべきであり、個人の自然権(生命、自由、財産)を
保護することが政府の主要な役割であると主張しましたねぇ。
ロックの思想は後の啓蒙思想家たちに大きな影響を与え
アメリカ独立宣言やフランス革命の理念の基盤となりましたねぇ。
その後、ロックの思想を引き継いだアダム・スミスや
ジョン・スチュアート・ミルなどの
思想家が自由主義の理論をさらに発展させ
経済と政治の両面で大きく世界に発展させましたねぇ。
現在の世界の自由主義社会の国々の原点は
1人のロックという人間の内面の価値創造から
出発したと言えるわけですねー。
また、それに対立して出てきた共産主義も同じ原理ですねー。
19世紀のドイツ人、カール・マルクスが提唱者ですねぇ。
『資本論』はマルクスによる資本主義経済の構造と
矛盾を分析した経済学書ですねー。
第1部は1867年に刊行され、第2部と第3部はマルクスの死後
フリードリヒ・エンゲルスによって編集・刊行されましたねぇ。
このマルクスの資本論が、世界的に広がり
多くの共産主義国が誕生したわけですねー。
1872年には、資本論のロシア語訳が出版されましたねぇ。
そして、それに呼応して、ウラジーミル・レーニンが登場しましたねぇ、
レーニンは「すべての権力をソビエト(労働者・農民の評議会)へ!」
とスローガンを掲げ、1917年の十月革命で政権を奪取しました。
こうして、共産主義初の国家が誕生したのですねー。
また、中国でも、共産主義は大きな影響を与えましたねぇ。
1919年の五四運動で、マルクス主義が知識人に広まりました。
それで、1921年、中国共産党が設立されましたねぇ。
そして、毛沢東は、農民を基盤にした革命を主導しました。
その結果、 1949年、国共内戦に勝利し
中華人民共和国が成立しましたねぇ。
この世界の共産主義の流れも、原点はカール・マルクスという
1人の天才的な人間の個人の価値創造が
出発だった事は言うまでもありませんねぇ。
余談になりますが、現在の世界の状況を見ると、
自由主義も、共産主義もいずれも
人間の真実の幸福を達成することはできなかった
ということが証明されていますねー。
共産主義は、レーニンの後を継いだスターリンが
独裁体制を築きましたねぇ。
その結果、 「反革命分子」を粛清し
数百万人を強制労働収容所に送りましたよ。
そして現在のプーチンは、国際法を無視してウクライナに対し、
侵略戦争をおこなっていますねぇ。
ウクライナの戦争における総死者数は
双方の兵士を合わせて12万人以上
民間人の死者は12,000人以上とされています。
何の罪もない母子が殺され
未来ある若者が無駄死にを強いられているのですよ。
また自由主義は、トランプがアメリカの政権を握りました。
トランプ大統領は、再就任から1年余りで
ソマリア、イラク、イエメン、イラン、シリア
ナイジェリア、ベネズエラの計7カ国へ軍事攻撃を命じていますねぇ。
そして、ベネズエラでは、マドゥロ大統領とその妻を拉致したねぇ。
さらに、イランでは、最高指導者ハメネイ師を殺害しましたねぇ。
トランプは、世界各国に対して
「暴力団の仕返し」を脅しにして
自分に対して批判をさせないようにしてますねぇ。
高市総理もその仕返しを怖がって
言うべきことが、言えませんねぇ。
こうして、世界状況を俯瞰するとき
自由主義も共産主義も、人間が人間を殺し合うという、
人類の宿命を転換することができなかったのが
事実であることが分かりますねー。
人間が、真実に幸福な生き方ができるためには
新たな思想哲学が世界に広まることが
必須条件ですねー。
その思想哲学こそ、自由主義、共産主義を
アウフへーベンさせた仏法中道主義ですねー。
これに人類は期待するしかないでしょう。
話を戻しましょう。
宗教については、宗祖の価値創造が原点となり
それが人々の運動体に発展し
世界に広まったのは明確ですね。
仏教は釈尊と言う1人の偉大な宗教者から
現在のように全世界に決まりましたねぇ。
今、仏教運動として世界に
実質的に広めているのは創価学会ですねー。
そして、キリスト教は、言うまでもなく
救世主であるイエス・キリストが根本ですねー。
世界で信者が最も多い宗教で、約22.5億人いますねぇ。
仏教にしろキリスト教にしろ、発生の原点は
釈尊、イエス・キリストと言う1人の人間の価値創造から、
出発していることは歴史的事実ですねー。
確かに、このように1人の人間の価値創造が世界に
波動を及ぼすわけですが、質問者さんが
「本当に個人の価値創造だけで社会や世界は変わるのか」
と疑問に思っているように、そうなるためには、
非常に厳しい条件が揃わなければなりませんねぇ。
思想・哲学・宗教が世界的レベルで発展するためには
最低限度、次の3つが必須条件ですねー。
1つは、主張する内容が、書物など、
固定したものであり、誰でも知ることができることが必要ですねー。
ロックの「統治二論」、マルクスの「資本論」
釈尊の「経典」、キリストの「聖書」
いずれも原書として、いつまでも存在しているものですねぇ。
この原書が存在しない思想・哲学・宗教というのは、
自己満足や、ドグマや、カルトになり、
1部の、特殊な少人数への広がりしか見せないものですねぇ。
2つには、原書の理論が論理的であり矛盾がないか
人間の存在の本質を完璧にとらえているかどうかですねー。
原書の内容が、社会の発展や、あらゆる科学、
自然科学や医学などの発展と矛盾しないかどうかです。
逆に言えば、それらの発展が、原書の内容の深さを
証明することになるかどうかですねー。
これに反すると、「イワシの頭も信心から」と言われるような
不合理さを盲目的に信じ込むということになりますねぇ。
そんな宗教などは、世の中が発展するにつれて
科学が発展するにつれて、迷信として捨て去られるものですねぇ。
3つ目には、現実に原書の主張を広める人間が世界的な集団となって、
社会的な潮流がつくられるかどうかですねー。
何より、原書に接することによって、人々がその主張を
広めていくという積極的なエネルギーが出てこなければダメですねー。
そのためには、原書の中に、運動論もなければならないし、
人々の共感を得る情感的な要素もなければいけません。
世界に広まる原書というのは、
理論や論理性だけではダメなのです。
『理屈で人が動き、
世の中が変わるのであれば、苦労はしない』(リョーゼン語録)
ということですねー。
日蓮大聖人は次のように書いていますねぇ。
《法自ずから弘まらず、人、法を弘むるが故に、人法ともに尊し》
どんなに素晴らしい教えがあったとしても、
教えそのものが、人間に広めるということなど、
あるわけはありませんねぇ。
その教えを広めるのは、あくまでも人間ですねー。
だから大聖人は、広める人がいるかどうかが大切だと言っているのですねー。
大聖人が、夢物語や、空理空論を
言っているのではないことがよくわかります。
実際、世界に広まった思想、宗教などに共通している事は、
非常に高度な人間把握の理論とともに、
読者が共感して行動に結びつくような内容も必ずありますねー。
毛沢東語録には「真に強大な力を有するのは反動派ではなく、
人民なのです」と活動家に勇気を与えるような言葉がありますねー。
マルクスは「宗教は阿片である」と実にわかりやすく書いていますねぇ。
釈尊は「天上天下唯我独尊」
「この世に生を受けた全ての人は、唯一無二の尊い存在である」
と自分の大切さを見事に表現してますねぇ。
日蓮大聖人は、
《人に物をほどこせば、我が身のたすけとなる。
譬えば、人のために火をともせば、我がまえあきらかなるがごとし》
と教えていますねぇ。実に分かりやすいですねー。
さらに運動論としては、
《日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱えしが、
二人・三人・百人と次第に唱えつたうるなり。
未来もまたしかるべし。これ、あに地涌の義にあらずや》
これは、「個人の価値創造で世界は本当に変わる」ための、
方程式を分かりやすく教えているところですねー。
第3代池田会長は『小説人間革命』の中で次のように書いていますねぇ。
「戸田という一個の人間の偉大なる人間革命の歩みによって、
全人類の宿命の転換をも可能にする原理が示されたのだ。
それこそが、彼が、人類に残した最大にして最高の遺産であった」
創価学会の運動というものは、
現実に日蓮仏法を世界に広め、人類の宿命転換と世界平和を
成し遂げようとするものなのですねー。
創価学会・日蓮仏法には、それを実際に為し得る、
条件が備わっている事は間違いのないですねー。
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