教育者としての牧口先生、戸田先生は、他の教育者とどこが違うのか

地理や数学、その他の知識を教えた事は、
もちろん他の教育者と共通していますよ。
大きな違いは、教育活動の主体は児童生徒すなわち被教育者であって、
2人の先生は、教師として環境の働きに、徹したということですね。

要するに、被教育者がよりよく生きていくのが目的で、
そのための手段として教師が応援していくという関係ですねー。
よりよく生きていくことを「教える」のではなく、
よりよく生きていくように側面から徹底して応援する、
ということですねー。

すなわち、教師が主体で前に立って、被教育者を教え導くのではなく、
後ろからアドバイスをして押してやり、被教育者の主体的意志で、
前に進ませてやる、と言うことです。
だから、第三者から見ると、「素晴らしい子供達だ」と見えるわけです。

こういう教師のあり方というのは、口で言うのは簡単ですし、
観念的に理解する教育者もいくらでもいます。
ところが実際の教育現場で、このような姿勢に徹する教師というのは、
まず、居ませんねぇ。

どうしてかといえば、教師の、教育者としての人間形成が、
不完全なからに他なりませんねぇ。
牧口、戸田先生の素晴らしさは、
教育者としての資質を、人間の本質を捉えた宗教的信念に基づいて、
造り上げたということですねー。
だからこそ、接するすべての子どもに、
その子供にとって最高の人生が歩めるように人間教育したわけです。


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