まず、基本的なところで、人間の集団における「理念と運動論」について、
確認をしておきましょう。
理念は活動の羅針盤となり、運動論がその理念を実現するための、
具体的なプロセスや戦略を構成しますねぇ。
結論的には、質問内容は、
この理念と運動論を直結させることによって出てくる、
矛盾を疑問点として提起しているわけですねー。
簡単に言えば、理念と運動論は次元を異にしたものですから、
それを直結すれば、矛盾が出てきて当たり前ですねー。
質問内容を別の例えにすれば、
「イエス・キリストは人類を救うと言っているのに、
未だに人間は戦争で殺し合っているではないか。
この状況は、信者の集まりであるキリスト教会が、
キリストの教えを忠実に実践していない証拠だろう」
と言うことと同じですねー。
創価学会は、日蓮仏法という理念を
現実の世界に広めるための運動論を展開しているわけですよ。
理念を実現するための過程において、
様々な矛盾をはらむ事は当然のことですねぇ。
これは、社会運動論の常識ですねー。
日蓮大聖人の事跡について、このことを考えてみましょう。
日蓮大聖人を徹底して迫害したのは、
封建時代の絶大な権力を持っていた鎌倉幕府ですねー。
大聖人は、国の安泰と民衆の幸せのためには、
何よりも、権力構造の、実質上のトップにいる人物を
折伏する以外にないと確信されていましたねぇ。
それで、大聖人は39歳の時、鎌倉幕府5代執権・北条時頼に
立正安国論を提出して折伏を実行したわけですねー。
この時の幕府に対する大聖人の精神はどういうものだったか。
次のように書いていますねぇ。
平左衛門尉頼綱という人物でした。
この男は、幕府の警察権力のトップの人間でしたねぇ。
39歳鎌倉幕府5代執権/北条時頼 安国論提出
この頼綱は、日蓮聖人を江の島近くの龍口刑場で
処刑しようとしましたねぇ。
それに失敗して、佐渡に流罪したわけです。
大聖人は、自分を殺害しようとした頼綱に対して、
次のように書いていますねぇ。
《相模守殿こそ善知識よ、平左衛門こそ提婆達多よ》
《平左衛門尉・守殿ましまさずんば、
いかでか法華経の行者とはなるべきと悦ぶ。》
相模守とは、鎌倉幕府の執権ですねぇ。
大聖人は、この両者を感謝する境涯なのですよ。
創価学会は、理念は素晴らしいが、現実の組織活動、並びに学会員の行動は、敵を攻撃することばかりではないか。
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