創価学会の歴史観について甘さがありますねー。
創価学会に限らず、現実の社会における巨大な組織というのは、
過去の流れを踏襲したのでは、必ず、
衰退し、発展しないものなのですよ。
これは、人間集団の大原則ですねー。
創価学会がこれだけ、奇跡的に世界に発展したという事は、
過去のやり方を常に変革して、社会の中で発展する組織形態や運動論を、
必死になって構築したからなのですよ。
社会の中で組織を発展させるには、そんな甘い理想論や、
観念論など、何の役にも立たないのです。
逆に、それは、組織を社会の最前線と合わないものにしてしまうのですねー。
牧口初代会長の創価教育学会の運営理念である、
創価教育学、価値論は、その時代に合致していたから、
軍部の弾圧にもかかわらず、生き残ったわけですねー。
戸田会長は、牧口会長のやり方を大きく変えましたねぇ。
その最大の点は、創価学会としたことです。
そして、「この世から貧乏人と病気で苦しむ人をなくしたい。
原水爆は絶対悪でり、廃絶運動をする」
と高らかに宣言したのですねー。
そして組織幹部の役職名を、部隊長、隊長、分隊長というような、
軍隊風の名前をつけて活動したわけです。
このやり方が、当時の社会に見事に合致したわけですよ。
だから、牧口会長から引き継いだ会員数3000人の学会を
75万世帯まで、奇跡的な発展をさせることができたわけですねー。
さらに、池田会長の時代になったとき、
「これらの活動こそ、一人ひとりの民衆を救うと同時に、
一国の宿命を転換し、やがては人類の宿命の転換さえも可能にする」
という活動理念になりましたねぇ。
また、創価学会の組織の役職名も、「白百合長」という名称も
出てきたわけですねー。
そして、総体革命の一環として、民主音楽協会、美術館、創価学園、
公明党などを設立して、社会全体の発展に寄与していったわけですねー。
その結果、現在、世界192カ国、
1,000万人を超える創価学会となったわけです。
それでは、これからの創価学会の組織形態、運営理念、指導性は、
どのようになるべきなのでしょうか。
明確に言える事は、これまでのような、1人の会長が、
あらゆることの中心となって大発展の全責任を担って
行動するという時代ではないと言うことです。
これは、非常に大切なことです。
これまでの創価学会の発展は、 1人の偉大な会長の働きによって、
歴史上稀な発展を遂げることができました。
これからは、集団指導体制で、さらなる飛躍的な発展をする時代である
と言えるでしょうねぇ。
例えば、現在、キリスト教の信者数は、約23億人です。
各派の最高責任者というのは、創価学会の3代までの会長のような、
組織発展のエネルギー源のようなものとはまったく違いますねぇ。
教団から選ばれた代表のような立場です。
創価学会もこれから、全世界に大きな潮流となっていくためには、
会長職というのは代表のようなもので、現実に布教を進めるのは、
信仰心のあるすべての会員であるという形態にならなければなりませんねぇ。
だから、 3代までの会長とこれからの会長というのは、
組織性格上、全く違うのだと言う認識をすることが大切です。
それが、さらに大きな世界宗教へと発展するポイントであると
言えるわけですねー。
質問者さんの書いている、 「一刻も早く師子王の心を持った
一騎当千の将が躍り出て来るのを私は待ち侘びています」
というのは、世界に飛躍する創価学会の組織形態を
勘違いしているのですねー。
古い組織形態の観念に、救いを求めてるような錯誤に
陥っているのですねー。
質問者さんの言う「創価学会の歴史観」が誤っているのですねー。
創価学会の、壮大な世界宗教の発展を見据えることこそ、
最も大切な事ではないでしょうか。
第3代池田会長が亡くなられて、今後の創価学会はどうなるのか、考えています。その結論として、何よりも、一刻も早く師子王の心を持った一騎当千の将が躍り出て来るのを待ち侘びています。しかし、最近、私のこの創価学会の歴史観は本当に合っているのか、不安になっています。
投稿日
投稿者:
コメントを残す