質問者さんの疑問の根本は、
創価学会や創価学会が信奉する日蓮仏教についての、
認識の不正確さからきていますねぇ。
まず、「創価学会は、世界で唯一の正しい宗教で、
他の宗教は間違った悪い宗教」と言っていますが、
「正しい・悪い」という判断基準が、
質問者さんと創価学会とでは違うのですよ。
日蓮仏教と他の宗教との違いについて、
日蓮大聖人は次のように教えていますねぇ。
《八教を会して一大円教に合す》
《円教の理は大地なり。円頓の教は空の雨なり。
また三蔵教・通教・別教の三教は、三草と二木となり》
円教というのは創価学会の信仰する日蓮仏教のことですねぇ。
それ以外の宗教の教えの事を「八教」や「三蔵教・通教・別教の三教」
と言っているわけです。
だからこの文章の意味は、「日蓮仏教というのは、
様々な宗教の教えを包含したものである。
例えると日蓮仏教は大地であり、他の様々な宗教が、
様々な種類の草木のようなものである。
日蓮仏教という大地によって、千差万別の宗教が発生したのである」
ということですねー。
さらに、次のようにも大聖人は教えていますねぇ。
《一切法は皆これ仏法なり》
これは、「一般社会のあらゆる学問や宗教というのは、
すべて、日蓮仏教の1部の真理を説いているものである」
という意味ですねぇ。
これが、創価学会が主張している、他宗教批判の原理なのですよ。
質問者さんの言う「悪い、正しい」というのとは全く違うでしょう。
次に、「創価学会以外の宗教について調べ、
創価学会に入信しましたか」ということについてです。
多くの創価学会員の人と話をすると、
かなりの人が、様々な宗教について、調べるというよりも、
その教団の中に入って実践をして、ダメだったので創価学会に入った。
と言う人が、多くいますねぇ。
だから、そういう学会員の人と話をしていると、
様々な宗教教団の、表面的なことではなく、
内実、実態がよくわかりますよ。
結論的には、創価学会が1番良かったと言いますねぇ。
なお、質問の内容を「様々な宗教の教義や内容を調べたうえで、
創価学会が最も良いと判断して入会したのか」
という意味と捉えたならば、それは、宗教について無知であり、
素人であると言わざるを得ませんねぇ。
だって、仏教だけでも、「八万法蔵」と言われるほど、
膨大な経典があるわけですねー。
それらを全部読んで、高低浅深を判断するなどというのは、
夢のまた夢ですよ。
何回、生まれ変わって研究したとしても追いつきませんよ。
私は、禅宗の中の、臨済宗を学習しました。
臨済禅を数年間にわたって実践もし、研究もしました。
結論として、一生涯かかっても臨済禅の極意はわからない、
ということですねー。
さらに、同じ禅といっても、3種類あるのですよ。
臨済宗は「看話禅(かんなぜん)」
曹洞宗は「只管打坐(しかんたざ)」
黄檗宗は「看話禅(かんなぜん)」
こんな事を、一つ一つ、研究実践して、
どの仏教が最も正しいか、などということが分かる訳がないのですよ。
仏教のことを何も知らない人間が、
幼稚に言っているだけの話ですねー。
それから「『創価だけが正しい宗教』と、お考えなのでしたら、
視野が狭すぎませんか」
ということについては、大聖人は次のように教えられています。
《智者に我が義やぶられずば用いじとなり》
意味が少しわかりにくいと思いますが、
「用いじ」の主語は大聖人すなわち1人称なので、
「じ」は打ち消の意志の助動詞ということになりますねぇ。
だから意味は、「優れた知恵のある者が出てきて、
私の立てている教義が破られないのであれば、
他の教義に従うことはない、ということだ」
ということですねー。
これは逆に言えば、
「もし私よりも優れた宗教者が出てきて、
私の教義が破折されたることがあるならば、
私の教義を捨てて、優れた宗教者に従いなさい」
ということですねー。
だから創価学会は、決して独善的でもなければ、
ドグマでもないのですねぇ。
常に、他者と積極的な対話を試み、客観的な議論の上に、
最も優れているという実証を示しているのですよ。
「視野が狭い」とはまったく逆ですねー。
創価学会員は「学会は、世界で唯一の正しい宗教で、他の宗教は間違った悪い宗教だ」と、考えている人が多い。創価学会以外の宗教について調べたうえで、て学会に入信したのか。もし、創価だけについてしか調べずに、「創価だけが正しい宗教」と言うのは、視野が狭すぎるだろう。
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