日蓮正宗と分離した後に、創価学会は、「信仰・信心の対象」である本尊が変更になり、聖職者や祭祀に関しても大幅な変更がありました。創価学会のように、途中で信仰形態を大幅に変更した宗教団体はあるでしょうか?

「創価学会のように『「信仰・信心の対象』を変更」
と書いていますが、創価学会に対する認識が誤っていますねぇ。
創価学会は「信心の対象」を変更していませんよ。

信仰の対象は、発足当時から現在に至るまで、
日蓮大聖人の図顕された本尊ですよ。
といっても、大聖人自身が墨で書かれた本尊というのは、
当然ながら、ほんのわずかな数ですねー。

だから、現在、日蓮正宗というところも含めて、
日蓮系列の寺で拝んでいる本尊は、
日蓮大聖人の書かれた本尊を誰かが、
書写したものですねぇ。

質問者さんの考え方からすれば、
書写した人間が違う本尊を拝めば、
「信心の対象を変更」ということになりますねぇ。
自分の言ってることがおかしいというのが理解できますか?

現在、「日蓮大聖人がご自身で書かれた本尊」
と宣伝している本尊の中で、本当に大聖人が書かれた事を、
科学的に証明された本尊はどこにもありませんよ。

特に日蓮正宗という宗派が保存している、
大聖人の根本の本尊と言われているものは、
昔から真筆ではないという疑問が何度も起こっていますねぇ。

有名な話が「河辺メモ」と言われる河辺氏が書いたメモ帳ですねー。
この「河辺メモ」には、当時、宗門の教学部長であった日顕という法主が、
1978年2月7日に、次のように語ったと
記録されているのですねー。

「戒壇の大御本尊は偽物である」
「様々な方法の筆跡鑑定を行なった結果、わかった」

「戒壇の大御本尊」というのは、日蓮正宗が自慢している、
大石寺にある根本的な本尊というものですねぇ。
これは決定的ですねー。
教団の最高位の法主になるような人間が、日蓮正宗の根本の本尊を
偽物と明言しているわけです。

さらに、これまでに何度も「日蓮正宗の根本の本尊は、
大聖人の真筆ではない」という疑いがあったにもかかわらず、
日蓮正宗側は、放射性炭素年代測定をしないのですねぇ。
この測定は、炭素の放射性同位体が減少する性質を利用して、
木材が、伐採後どのくらいの時間が経過したかを知ることができるのです。

日蓮正宗の最重要の本尊が、本当に、鎌倉時代の木材に、
彫刻されたものかどうか、明確になるにもかかわらず、
それをしないのですねぇ。
偽物だとバレるのが怖いからに他なりませんねぇ。

要するに、いずれも書写した御本尊と考えられるわけですから、
誰が書写した本尊なのか、ということによって、
「信心の対象を変更」などというのは論理的におかしいでしょう。


投稿日

投稿者:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です