本部前サイレントアピールの実態

(A)事の経過

現在、創価学会学会本部前で、サイレントアピールといって、何十人かが集まり垂れ幕を持って学会批判をしているグループがあります。

中心的な人物は、3名の元学会本部の職員です。その周りに、同調者が何人か現れてきています。これらをサイレントグループと名付けておきます。

彼らが批判し、訴えているのは次のようなことです。

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職場の配置転換命令、譴責(けんせき)処分は不当である

これらの判断の再考を求めるための原田会長などへの面談を求める

懲戒解雇処分の撤回

創価学会除名処分の撤回

池田SGI会長の教えの通りに学会を運営せよ

公明党の安保法制の容認は創価三代に違背する

CL-GDS-BO-002

などを掲げて、平成26年(2014年)頃から抗議活動を始めています。

事の経過は簡単なものです。

3人に同調者も加わった4人は、学会の組織の中で、わがままで好き勝手な言動をとるようになりました。それによって、多くの会員に非常な迷惑をかけたのです。特に彼らを批判する者に対しては、「対話」と称して徹底して威圧感を与えました。

CL-GDS-BO-003

それによって学会や学会員に迷惑をかけるので、謹慎処分にし、役職も解任処分としました。

また、職場においても周囲に迷惑をかけるので、配置転換命令を出し、譴責処分にしました。

それを逆恨みにして、職場で、法人役員に対して再監査を求め、執拗な要求を繰り返したのです。それは異常なもので、実に、10ヶ月あまりの間に、2000回を超える面談要求の電話をしたのです。

CL-GDS-BO-004

学会本部としては彼らの行動により著しく業務も妨害されたとして、懲戒解雇処分にしました。平成24年(2012年)のことです。

これらの処分にも全く反省することもなく、その後も相変わらず、会員に迷惑をかけるような言動を続けたので、翌年に1名、翌々年に残りの3名を創価学会会員除名処分にしました。

その後から、彼らは学会の執行部批判をアピールする活動を始めました。

CL-GDS-BO-005

そして、おかしなことには、抗議内容の中に急に、公明党の平和安全法制容認が入ってきたのです。

「安保法制に反対の声を上げる会員を処分するな」

などとスローガンを掲げているのです。

この法律は当時、野党からは戦争法などと反対されて、マスコミも大きく取り上げたので、平和安全法制の反対に対して一定の支持層ができていました。

CL-GDS-BO-006

彼らはこの政治状況を利用して、自分たちの抗議の裾野を広げると同時に正当性を強調したかったのです。

インタビューの時などにはまるで、「学会が支持母体である公明党の「平和安全法制」に反対したから、処分を受けた」と言うような言い方さえしていました。

公明党の政策に反対したから学会が処分をするなどということは、ある訳がないのです。

CL-GDS-BO-008

この公明党批判のねらいは、「公明党は創価学会3代の会長の平和主義に反しているにもかかわらず、現在の学会の執行部は、理不尽に公明党を強制的に支援させている」と宣伝するところにあります。

反公明党、反創価学会の人々の、人気を取るための耳当たりのよい言い分です。

彼らの平和論は、実際の政治や、現実に世界を平和する行動などに全く関わってない人間の言う、絵に描いた餅です。

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世の中の正当性のない集団がいつもよく使う手段です。自分たちの都合の良い欲求を正当化するために、また、より多くの人に自分たちの運動に参加してもらうために、政治的正義や社会的正義を旗印に加えるのです。

すべては、我欲を満たすための戦術です。

そのために、創価3代の会長の平和主義を利用するなど、とんでもない話です。

CL-GDS-BO-010

何より、彼らを知る人からすれば、「いったい、自分の我欲のために周囲の人に迷惑をかけて処分されたくせに、いつの間に、世の中や世界の平和を考えるような立派な人間になったんだ」と笑うでしょう。

また彼らがマスコミなどに言っているのは、

「池田会長が最も大切にされているのは対話です。その対話を何度も申し込みましたが拒否をされました。現在の学会の原田執行部は、池田会長の大切な指導に反しています。」

CL-GDS-BO-011

これだけ聞けば、いかにも原田会長側が元本部職員を理不尽に拒否しているように聞こえますが、実態は全く違います。

彼らは「対話を要求する」と格好をつけて表現していますが、実態は、業務妨害という犯罪行為なのです。

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彼らの言ってる事はこのような、実態を自分たちの都合のよいように隠して、他の人々を味方に入れようとしているのです。

さらに、反学会運動の定石(じょうせき)ですが、彼らは、譴責処分、職場の配置転換命令、懲戒解雇は不当であると裁判に訴えました。

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裁判所の判決は、譴責処分について、

「創価学会本部として、彼らが上司の指示にも従わず、周囲の職員と協力し合おうともしないものと評価して、職員としての適格性を欠くものと判断したとしても当然といえる」

と言うようなものでした。

CL-GDS-BO-014

または配置転換の件については、

「将来に向けて彼らの更生を図ると同時に、職場において一方的に原田会長や上司に対して面談を要求するという行為をやめさせて、職場の秩序を維持する、という業務上の必要性が認められる」

というものです。

CL-GDS-BO-015

更に、懲戒解雇については、最高裁で、

「職員の立場を利用して.法人役員らに対して再監査を求め、執拗な面談要求を繰り返し、創価学会の業務を著しく妨害した」

ということが、平成27年(2015年)10月に確定しました。

職場の配置転換命令、譴責処分、懲戒解雇のいずれについても敗訴した彼らは、学会本部前でのサイレントアピールなどという抗議行動を活発化させました。

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社会の正義である裁判という場において、自分たちが不正であると確定されたことによって、今度は、社会運動のような形で、自分たちの正当性をアピールしようとしたのです。

自分たちの不正を隠すために社会運動を利用しているのです。

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これらが彼らが言うところの、

「創価学会のために現場から声を上げる。学会を大事にして変革しよう」

「師匠である池田名誉会長と御書に照らして、一切間違った事はしていない」

「学会本部の中で体験してきた問題について、多くの会員さんに知ってもらい共に考え、創価学会をより良くしていきたい、それが今の自分たちにできる師匠と創価学会へのわずかばかりの恩返し」

という言葉の実態です。

CL-FOD-VE-049

(B)外国特派員協会で記者会見

その後のサイレントグループの運動は、過去の学会批判運動が、常に取ってきた同じ方法で進めています。

まずはマスコミに反学会運動を取り上げてもらって、世の中に広めてもらわなければということで、

元本部職員の3名は、懲戒解雇が最高裁で確定した翌年の平成28年(2016年)外国特派員協会で記者会見を開きました。

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海外特派員協会というのは、日本国内であまり重要視されない人に対しても記者会見を開く機会を与えるという雰囲気のあるところです。

これが実にしどろもどろな会見でした。

雰囲気としては、「何か悪いことをして創価学会を辞めさせられたメンバーが、自己を正当化するために記者会見を開いている」ということが暗黙のうちに分かっているような、熱気のない会見場でした。

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この会見からサイレントグループの運動が大きく取り上げられて、日本や世界に広がるなどとはとても思われないものでした。

何とか気を引きたい3人は、世の中で騒がれていた平和安全法制に対する反対が学会除名の理由だったかのような説明をしました。

政治絡みにするのが得策だと考えたのです。

CL-GDS-BO-021

自分たちが行っていることは、単なる創価学会内部だけの問題ではなくして、社会の問題、政治の問題であるかのように関連付けています。

これによって、自分たちの立場を応援してもらえる人たちを多くしようと考えているのです。

公明党が、テロ等準備罪法案や平和安全法制などに賛成したことを「3代の会長の平和思想に反する」などと言っています。

また、「本来の平和主義の政党から逸脱した公明党を、現在の学会の執行部の原田会長たちはが、それを認めているのは、池田会長の考えに反している」と言うのです。

CL-GDS-BO-022

彼らが政治について主張している内容は、宗教と政治の根本的な違いも分かっていない、実に稚拙なものです。

宗教は絶対的な世界を対象にしているのに対して、政治は相対的なものです。

現実の政治は、「比べてみて、どちらが、少しでも良いのか」という世界です。逆の言い方をすれば、「同じ悪いのであれば、どちらの悪さがまだマシなのか」という選択です。

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例えば日米安保条約は、不平等条約です。

最近ではトランプ大統領が、「アメリカが損をする不平等な条約」と声を上げていますが、言うまでもなく、敗戦国の日本が戦勝国のアメリカの要求を受け入れた条約です。

死者さえ出してしまった60年代安保闘争の激しさを考えても、日本側の不平等感はぬぐえません。

特に駐留米軍に対する厚遇は世界でも類がないと言われています。

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だからといって、一部野党の主張に従って日米安保条約を破棄したらどうなるでしょうか。

それでなくても、尖閣諸島の周辺には、中国漁船や中国公船が侵入してきていますが、日本にアメリカの後ろ盾が無くなったとなれば、大挙、領海内に押し寄せて来るでしょう。

CL-GDS-BO-025

そして、日本の漁民や船舶に危険を及ぼし、被害を受ける状況になった時、誰が日本人を守るというのでしょうか。安保条約に反対した一部野党の人々が守ってくれるのでしょうか。また、自衛隊が交戦してでも守るというのでしょうか。

そんなことができないことは、誰でも分かっています。

CL-GDS-BO-026

中国は尖閣諸島の領有権を主張しているのです。中国にとって尖閣諸島を支配するのは、当然の権利なのです。

いつでも、日本の自衛隊をはるかに上回る軍事力で対応することができるのです。

CL-LIF-LE-001

さらにまた、アメリカの盾が無くなったとなれば、ロシアが平気で日本の領空に、偵察機を飛ばすことでしょう。

航空自衛隊など、形だけの警告をするだけで、現実的には何の抑止力にもなりません。

安保反対者は、責任をもって、ロシアの領空侵犯を阻止してくれるのでしょうか。

CL-LIF-LE-002

サイレントグループが主張しているような、耳当たりの良い平和夢物語など、現場に身を置いている人からすれば、バカバカしくてお話にならないのです。

さらに政治の現場では、その判断に、駆け引きや権力闘争などの俗な要件がいくらでも加わってきます。

CL-LIF-LE-003

サイレントグループの言う通りの政策にすれば、

「反対ばかりの実績ゼロ」と言われるような万年野党になるしかないでしょう。

公明党の国会議員にすれば、口先で反対しているばかりであれば、こんな楽なことはないでしょうけれども。

それを「平和の党」と言うのであれば、笑うしかありません。

CL-LIF-LE-004

実際の話、そんな呑気(のんき)なことを言って、世の中が平和になるのであれば、誰も苦労はしません。世界はとっくの昔に平和になっています。

無責任な煙のような主張です。

3代会長の平和主義は、そんな自己陶酔や自己満足なものではありません。現実に、この社会から悲惨を無くし、平和を実現するために命と人生を賭(と)して闘われたのです。

CL-LIF-LE-005

己の我欲を隠すために、3代会長の平和主義を利用して、言葉遊びの夢物語にすり替えるなどすることは、代々会長に対する許されない反逆です。

もしも、公明党をこのサイレントグループの言う通りにしたとしたら、一日にして潰れるでしょう。

彼らが騒いでいるのを見て喜ぶのは、野党だけです。無責任な野党の手助けを一生懸命になってやっているのに過ぎないのです。

CL-FOD-VE-052

(C)池田会長を利用

ところで、元職員の3人のメンバーは、自分たちの個人的な悪行によって受けた罰を、創価学会全体の問題にすり替えて隠蔽しようとしている訳ですが、その武器として池田会長を利用しています。

彼らがねらいをつけたポイントは、池田会長と創価学会、会員とを分断することです。

CL-LIF-LE-008

この方法は、学会批判勢力が昔から使ってきた古い手口です。

「池田会長は非常に優れた人物だが、取り巻き連中は非常にできの悪い連中だ」

こんなことが何度も、批判勢力から宣伝されました。

一見、妥当そうなことを主張しているように思いますが、それが批判者のねらいです。

少しは正しいことを言っているのではないだろうか、と思わせることによって、会員の心の中に、学会に対する不信感を芽生えさせるのです。

詐欺師の使う手です。

CL-LIF-LE-009

目的は、池田会長と会員とを分断して、学会の勢力を弱めようとするものです。

池田会長と創価学会とは一体不二です。

「実は不二ではない」などと、現原田体制に不信感を持たせることは、巧妙に会長と会員を分断させようとする作戦です。

なぜなら、池田会長ご自身が元本部職員の3名に対して誰よりも無念の思いをされていることは、火を見るよりも明らかです。

CL-LIF-LE-010

その元本部職員の言う事に従うことは、現実の会長ではなく、3名が都合よく勝手に作りあげた池田会長像にだまされることです。すなわち、真実の会長に不信感を持つことにほかなりません。

このカラクリを見抜く必要があります。

CL-LIF-LE-011

過去にも、同じように会長と会員を分断しようとした出来事がありました。

昭和54年(1979年)、当時はまだ創価学会と日蓮正宗の宗門とは、共同体でした。ところが突然、宗門は一方的に、池田会長を信徒の最高責任者である役職を解任したのです。

さらに圧力をかけてきて、結果的に第3代会長も辞任せざるをえなくしました。

CL-LIF-LE-014

宗門側の目的は、池田会長と学会員との間を分断することでした。宗門側が学会に要求してきたのは、

「池田会長は会合で指導してはいけない」

「聖教新聞等でも指導を報道してはいけない」

というものでした。

CL-LIF-LE-015

宗門の言い分は、

「創価学会員は真面目に純粋な信心をしている。それを、誤った悪道に導いているのが池田会長である。悪の根源である会長を断ち切って、宗門が学会員を正しい信仰に進めるように指導して救済する」

などということです。

CL-LIF-LE-016

要するに、

「池田会長がいると、宗門が学会員を思うように利用できないので、会長と学会を分断して、巨大な創価学会の組織を宗門が自由に操れるようにしよう。学会を乗っ取るのだ」

ということです。

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池田会長に対するの正逆の利用の仕方は違いますが、いずれも、学会の組織を弱体化したり、利用しやすくするのは、会長と会員の分断こそが最高の作戦であることを知っている者の策略です。

CL-LIF-LE-018

サイレントグループが得意になって言っているのは、

「現在の池田会長は、物事を判断することができない状態である。それをよいことに、原田会長以下執行部は、池田会長を利用して、自分たちの都合のよいように創価学会を独裁化している。現在の学会は、池田会長の思いとは全く違った方向になってしまっている」

ということです。

CL-LIF-LE-019

今度は、学会組織と池田会長を分断して、会員に組織に対して不信感を持たせる作戦であるといえます。

そして、会員が組織に対して不信感を持てば、池田会長の意に反した執行部による処分は誤りで、自分たちが正しい、と処分を取り消さそうとしているのです。

さらに、学会批判のセオリー通り、

「正義面(づら)をする。正義ぶる」格好をしているのです。

使い古された手口を、目先を変えて行っているだけです。

CL-LIF-LE-021

元職員のメンバーが、「現在の公明党や創価学会の姿は、池田会長の心にかなったものではない」などと言っていますが、妄言としか言いようがありません。

池田会長の境涯と自分たちの境涯は同じレベルだと妄想しているのです。

「池田先生は私の師匠です」

と言うのは、妄想からきている言葉なのです。或いは、狡猾(こうかつ)な戦術上の言葉です。

CL-LIF-LE-022

もしも、現在の学会の、原田執行部体制に変わって、サイレントグループに任せるならば、創価学会は一瞬のうちに崩壊するでしょう。

元職員の3人のメンバーが言っていることは、明確に反学会であり、学会批判勢力の言動なのです。

CL-FOD-VE-053

(D)実像

ここで、元本部職員は何だかんだと正義ぶっていますが、実態とはどういうものか、分りやすい例で考えてみましょう。

例えば、パナソニックの会社に1人の社員がいたとします。

彼は仕事が一人前にできないうえに、周囲の職員と仲良く仕事をすることができなくて、常に何らかのトラブルを起こしたりします。

CL-LIF-LE-023

それで会社としては、本人の働く部署を変えれば、本人が働く意欲も出てくるかと思い、異動命令を出しました。

そうすると彼は会社の思いも分からずに、徹底して会社の上層部の批判を始めたのです。

「現在のパナソニックの社長以下の経営陣は、創業者の松下幸之助氏の精神と全く違った方向に進んでいる。創業者に違背しているのは大問題だ。誤りを正すので社長とじっくりと話をさせろ」

CL-LIF-LE-024

彼は、対談の要求を異常なほど繰り返しました。それで、会社の業務に支障をきたしたのです。会社側は、放置すると仕事の妨害となり、大変な悪影響を受けることになると判断して、業務妨害で懲戒解雇にしました。

彼は裁判に、配置転換命令と懲戒解雇処分の不当性を訴えました。

ところが、裁判では、すべて敗訴しました。

CL-LIF-LE-026

裁判に負けた彼は、通勤時に会社の門に立って、通過する社員に対して、不満を訴えるのです。

「現在のパナソニックの会社の社長以下の経営役員は、創業者の思いと全く違っている。創業者は、社員一人一人を大事にせよと教えたが、私が何度も対話を社長に求めたが、拒否をするという考えられない態度を見せた。今会社に来られている人の中にも、この会社の間違った体質に日頃不信を持っていても声に出すことができない人が沢山いると思う。今こそ私とともに会社を創業者の意向にあったものに変革しようではありませんか。勇気を持って声を上げましょう」

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こんな呼びかけに対して、出勤してきた社員は、

「仮面の改善運動など、訴えるなよ。嫌なら黙って会社から去っていけよ。解雇処分になっても、まだ皆に迷惑をかけるのか。現場にいる人間は君の本質を分かっているんだよ」

と冷たく無視するだけです。

CL-LIF-LE-028

元本部職員の3人の実態を分かりやすく、具体的な場面で例えるならば、以上のような感じになるでしょう。

サイレントグループが行っている反学会運動は、「サイレントアピール」などと新しそうな名前をつけていますが、構図は過去の反学会勢力が行ってきたものと全く同じです。

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特に、法治国家である日本の裁判で、自らが否定されたにもかかわらず、全く反省しないどころか、厚顔無恥にも批判運動を続けていくという点は、申し合わせたように過去のものと同じです。

例えば、

池田会長の乱脈した女性関係の中から2人の女性国会議員を出したと報じた「月刊ペン事件」。さらに、

池田会長に強姦されたと訴えた「信平狂言訴訟」

と全く同じです。

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これら2つの裁判も、裁判所において明確に池田会長の正しさと相手の嘘が断罪されたにもかかわらず、池田会長や学会に対する批判運動を続けていったのです。

批判運動を続ける根拠としては、最終的に出てきた判決を歪曲して解釈し、自分たちの正当性を主張しているのです。

CL-LIF-LE-036

「月刊ペン事件」については、

「裁判官、検事、弁護士を丸め込んで、八百長裁判で言論封殺した」

と、裁判関係者の不正によって敗訴したのであり、自分たちは正しいのであると宣伝しています。

CL-LIF-LE-037

「信平狂言訴訟」については、

「判決は、訴権(そけん)の濫用(らんよう)であって、強姦の事実が否定されたわけではない」

と、事実が認定されたからこそ訴権の濫用という判決が出たことを詭弁(きべん)で隠しているのです。

CL-LIF-LE-042

そして、元本部職員の懲戒解雇の最高裁判決に対する、こじつけの弁は、

「懲戒解雇の処分の有効性を認める根拠となった証拠書類は、創価学会がねつ造したものであった。裁判長がそのねつ造に気がつかなかった」

と、真顔で公言しているのです。

これらの判決とその後の学会批判者の言動は、3件ともに見事に一致しています。

これは、彼らを指導している、熟練した反学会運動の扇動者がいることを連想させます。

CL-LIF-LE-044

さらに、3件の裁判を通して明確に浮かび上がってくることがあります。

それは、これらの学会批判者は、実は、自分たちが主張している内容が、社会的正義、法的正義、人間的正義といったことに、かなっているかどうかなどということはどうでもよい事だったと言うことです。

判決を無視したことで、それがよく分かります。

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ただ自分たちの、世間に通用しない、我欲からくる言い分を通すために、学会批判をしているのです。それに反学会運動の人たちが寄り集まってきたのです。

まさに、「正義面をする。正義ぶる」格好をしているだけなのです。

元本部職員は、「温かい人間性に溢れた昔の創価学会にするべきだ」と言うのであれば、まず自らが、法治国家の日本の、良識であり正義である裁判の判決を重んじ、自分の不正を認めて反省をした上で出直すべきでしょう。

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(E)サイレントグループの行く末

それでは最後に、サイレントグループの運動が今後どのように展開するかについて、検証しておきます。

外国特派員協会で記者会見を開いた翌年の平成29年(2017年)11月24日のことです。

テレビ東京のニュース番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」で、「独占取材!今なぜ創価学会の内部で離反の動き?」と題する番組が放映されました。

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内容は、上記の創価学会を除名され、学会の本部職員を懲戒解雇になった元本部職員3名の主張や言動を一方的に取り上げて、視聴者に学会に対する偏見を植え付けるものでした。

学会本部への取材は一切無いうえに、会員や青年部の役員を隠し撮りした映像も放映されました。

学会として厳しく抗議したところ、次のような謝罪がありました。

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学会本部に直接の取材が一切なかった事に対しては、

「取材の過程に不手際がありました」

偏向した報道内容については、

「大変遺憾に思います。ご指摘の点は真摯に受け止め、今後の取材活動や番組制作に生かしていく所存です」

隠し撮りしたことについては、

「大変遺憾に思っており、謹んでお詫び申し上げます」

という、いずれも学会側の抗議をすべて認めての謝罪でした。

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公共の電波を使って放映するテレビ局として、その資格が疑われるような無責任なものでした。放映すれば、後で厳しく抗議されることは、子供でも分かりそうな内容だったのです。

テレビ東京が、危機管理のできていない放送局であるということに驚くと同時に、創価学会の抗議に対して、素直に謝るということに対して、さらなる驚きを感じます。

ここに、サイレントグループ運動の行く末が象徴されているように思われます。

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「月刊ペン事件」「信平狂言訴訟」などの時は、世の中全体が、反創価学会キャンペーンに乗っていたものでした。

2件の裁判についての報道にしても、すべてと言ってよいほど、学会側に後ろめたいことがあるような雰囲気でなされました。

さらには、国会では、創価学会や会長が反社会的なものとして執拗な追求がなされました。

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だから、学会の中傷批判記事を載せた週刊誌は、販売部数が飛躍的に上がりました。単行本も学会批判を書いていると言うだけで、よく売れたものです。

全てのマスコミが、反学会キャンペーンに組み込まれたといってもいいほどでした。

当然ながら逆に、学会の正当性を表現したり、池田会長の卓越性を讃嘆したりすれば、あらゆるところからクレームや攻撃を受けたものでした。

なかには脅迫的なものもありました。

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このような世の中の流れでしたので、学会としてテレビ局などに偏向報道を抗議したとしても、様々な屁理屈をつけて、逃げるという状態でした。

創価学会の抗議を認めて、謝罪要求を受け入れたり、創価学会の味方をするような態度を示すと、後でどのような仕打ちを受けるか、と怖かったのです。

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これは大げさな表現ではありません。実際問題、これまでに創価学会や池田会長を賞賛するようなマスコミなどはどこにもなかったのがその証拠です。

もしそんなことをすれば、反動がどれほどひどいものであるか、関係者はよく知っているのです。

そういう時代から考えて今、テレビ東京が素直に謝罪をしたという事は、別の観点から見れば、サイレントグループの運動は、世間や国会を巻き込むような、大きな反学会キャンペーンにはなり得ないことを意味しているでしょう。

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学会から少々抗議されたくらいで、「はい、申しわけありません。こちらが間違っていました」と謝罪しなければならないような状況で、反対運動が拡大する訳がありません。

CL-LIF-LE-062

それではどうして、サイレントグループの学会批判運動が、「月刊ペン事件」や「信平狂言訴訟」のような社会問題化しないのか、その理由を2点に渡り書いて、彼らの今後の行く末を占っておきます。

第1点は、

《サイレントグループは、小物の集団である》ということです。

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「大物は大物を動かすことができるが、小物は大物を動かすことはできない。小物は小物しか動かせない」

これは世の中の鉄則です。

ある事柄を、国会を巻き込むような社会問題化するためには、よほどの大物が動かない限り、できることではないのです。

CL-LIF-LE-066

時々勘違いをしている人がいて、創価学会が大きな社会問題になるのは、学会がよほど悪いからだろう、と思っている人がいますが、それは間違いです。

それほど世の中、甘くはありません。

創価学会問題として社会問題にできたのは、それができるだけの実力のある大物が何人かいて、動いたからにほかなりません。

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ところが、サイレントグループのメンバーや、そこ集まって来ている人の顔ぶれを見ると、マスコミに火をつけ、反学会の国会議員を巻き込んで、社会問題化できるだけの実力のある大物は誰もいません。

小物が小物を集めただけの集団に過ぎません。

こういう学会批判集団は例外なく、時とともに消滅していきます。

CL-LIF-LE-070

鎌倉時代の随筆、鴨長明の『方丈記』の冒頭には次のような1文があります。

ちなみに、鴨長明が京都で亡くなった健保4年(1216年)から6年後に、日蓮大聖人は千葉に生誕されています。

両者ともに、生涯は全く違いますが、同じ激動の鎌倉時代を生き抜かれた方々です。

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「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとゞまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、 またかくの如し」

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(流れゆく川の水は、常に豊かにたたえられていて途切れることはない。さらによく見れば、一度流れた水が元に返ってくることはなく、常に新しい水が流れている。

川の本流から少し逸れたところには、水が淀んでおり、そこにはいつも水泡ができている。よく見れば、水泡は出来ては消え、消えては出来き、と繰り返し、消えずに永く形をとどめているような泡は全くない。

世の中で、生活している人々とその人々の住んでいる家々もまた、このようなものである)

というくらいの意味です。鴨長明の言いたいことは、

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「一見すると、人々は常に存在して、それに合わして住居も、いつも軒を連ねているように見えるけれども、よく観察すれば、人々は多くの人が亡くなり、また多くの子供が生まれてきている。家々も、潰れたり、新築したりして軒並みは変わっている。

すなわち、ものごとは表層的にはいつまでも存在するように錯覚しがちであるが、実相は生々滅々を繰り返している、無常な存在なのである。そんな無常なものに、一度しかない人生を費やしてはならない」

と言うようなことでしょう。

CL-LIF-LE-076

この文に、サイレントグループの行く末が明確に予言されているように感じてなりません。

創価学会創立90周年の歴史は、迫害と非難中傷が片時も絶えない、壮絶な戦いの連続でした。まるで、創価学会の存在と反創価学会とは、一体不二であるかのようにさえ思われるほどでした。

CL-FOD-VE-025

その中には、学会の存在を揺るがしかねないような大難も何度かありましたが、恒常的には、学会批判の小集団が数え切れないほどありました。

それらの小集団は、常に「正義」を掲げて学会批判をしました。

だから、小集団の最大のポイントは、どれほどうまくごまかして偽物の「正義」を本物らしく見せるかということでした。

CL-FOD-VE-026

偽物の「正義」と本物の正義を紛らわしくすればするほど都合がよかったのです。

学会の言ってることが正しいのか、批判者の言っていることが正しいのかということを分かりにくくすることが最大の作戦だったのです。

そんな「正義」がこれまでの学会の歴史の中で、数え切れないほど出現しました。

しかし、時の流れとともに全ての「正義」は消え去っていきました。

CL-FOD-VE-027

ちょうど方丈記の「よどみに浮ぶうたかた」のように、出てきては消え、消えては出てくる空しいものでした。

サイレントグループのような小物の口先にだまされて集まってくるのは、やはり小物です。

CL-FOD-VE-028

もし、3人の元本部職員の主張することに、反学会の大物が動くとしたら、訴えている内容に賛同するのではなくして、反学会運動に利用できると考えているに過ぎません。

しかし、現状を見ると、利用価値があるようには見えていないでしょう。

サイレントグループのもとに集まっている、元学会員や学会員はどのような人たちなのか、所属している地元の会員に聞けば、人物像がすぐに明らかになります。

CL-FOD-VE-030

「もともと、地元の会員に、文句ばかり言って嫌な思いをさせたり、活動の足を引っ張ったりして、迷惑がられた人たちです。正直なところ、いなくなれば、気持ちが清々します」

「ほとんど学会の活動には参加しなくて、たまに活動すると非常識な事をして地域の人から嫌がられています。あたかも一級の学会の活動家のような顔をして、反学会活動に参加しているのを見るとあきれるしかありません」

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これが実像です。

サイレントグループが、格好をつけて言っているような、きれい事の中に物事の本質は存在しません。現場の中にこそ、本当の実態があるのです。

このような、生々滅々を繰り返しながら続く反学会の小集団の行く末は、これまでの歴史の中で明確になっています。

結局、バカを見るのは、小物の口車に乗せられて、批判活動に駆り出された人たちです。

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鴨長明ではありませんが、一度しかない人生をつまらないことに費やすことは、愚かとしか言いようがありません。

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第2点は、

《サイレントグループは、学会員をナメている》ということです。

元本部職員の3人の言動を見ていると、ある違和感を感じます。

それは、「彼らはもともと、創価学会員ではないのではないか」ということです。

彼らの言動から感じられるのは、

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「お前ら下っ端の学会員には、上層部である原田会長を中心にした執行部の連中が、どんなにあくどいか、とてもじゃないが分からないだろう。池田会長の本当の姿も、原田執行部によって歪曲されて流されているから、知る方法もないだろう。

俺たちは本部職員で、学会の中枢にいたからそれがよく分るんだ。それを教えてやっているんだ」

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という会員を見下した増上慢な心です。

これは池田会長の指導とはま逆です。会長は、「どのような場所、地位にいる会員とも、師弟不二の心があれば、直結できるのが信心である」と指導しています。

彼らの言動は、信心というものが心にない、すなわち学会員ではない人の考え方と同じなのです。

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彼らは「自分たちの訴えていることに、日頃は賛同していても、組織に圧迫されて、声に出すことができない人が多くいる。今こそ声を上げて一緒に学会を変革しよう」

などと言っていますが、これは随分、客観的な認識に欠けた自己陶酔でしかありません。

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学会員のほぼ全員が、3人の言動を見て、

「バカじゃないの」

と思っているのです。このことが感じられないのは、彼らが創価学会というものがどういうものか全く分かっていないことを意味しています。

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彼らに賛同する会員というのは、学会内で嫌われているか、全く活動に参加していない人たちで、全会員の人数からすれば蚊の涙ほどです。

3人が、自分たちの訴えていることに賛同してくれる会員が多くいる、と考えるのは、実に、

「のんきだね」と失笑するしかありません。

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創価学会を学会員を、ナメてはいけません。彼らが思っているような学会であれば、とっくの昔に創価学会は崩壊しているでしょう。

彼らの境涯では、現実の創価学会員の顔が、さらには人間の顔が見えていないのです。


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