具体的な一つの事件を明示します。
それは、北海道の壮年Aが、平成8年、東京地方裁判所に起こした裁判です。
内容は、Aの妻が、創価学会池田会長(事件当時)より、3回にわたり暴行を受けたことに対する、夫としての損害賠償請求でした。
裁判の過程で、暴行を受けたとする事実が、創価学会側の証拠によって否定されると、コロコロと事件の日時、場所、回数を変えました。
最終的には、6回も暴行を受けたとしたのです。
考えられないことですが、6回も暴行を受けたと言いながら、一度も、警察に被害届を出していないのです。だから、刑事裁判ではないのです。
この民事裁判は、平成13年、最高裁判所判決までの5年間、継続しました。
この5年間にわたって、創価学会反対勢力は、この事件に群がってきました。
それらの中心的なものを挙げておきます。
『週刊新潮』をはじめとした多数のマスコミ。
自民党の機関紙『自由新報』
日蓮正宗機関紙『慧妙』
創価学会被害者の会機関紙『自由の砦』
日本共産党機関紙『赤旗』
さらに池田会長攻撃の作戦として次のような行動にも出ました。
外国特派員協会での記者会見
女性団体を結集した、Aの妻を守る会の結成
国会で反学会議員が池田会長の証人喚問を要求
いずれも、A側に立った一方的な報道で、激しく池田会長を攻撃しました。
これらの圧倒的な情報宣伝量に対して、学会側が反論できるのは、わずかな機関紙誌しかありませんでした。
考えれば、政治や創価学会に興味のない人にとっては、A 事件というのは、どうでもよいことです。
そういう人たちが事件の概要を頭に残すとすれば、当然、情報量の多いものになります。
これが、悪質な創価学会批判者のねらいなのです。ウソでも、膨大な情報でホントにしてしまうのです。
さて、反学会勢力が、社会の大問題に作り上げたA事件の裁判の結末はどうであったか。
東京地方裁判所の判決は、
「本件訴えを却下する。訴訟費用は原告の負担とする。」
これでした。
この後、Aは、控訴、上告と最高裁判所まで争います。
以降の2つの裁判所ともに、東京地方裁判所の判決を支持し終結しました。
判決の中で、多くのことが明確になりました。
まず、訴訟を起こした根本である、未時効の暴行事件についてです。
「事実的根拠は極めて乏しいものと言わざるを得ない」
と結論しています。
存在しないウソの事件を作り上げて、訴訟を起こしたのです。当然ながら、本来、訴訟を起こす権利はありません。
それなのに、Aが訴訟を起こした目的は、
「紛争の解決を真摯に目的とするものではなく、被告に応訴の負担その他の不利益をこうむらせることを目的とし」
としています。すなわち、裁判を起こした目的は、創価学会や池田会長に対する攻撃をするのが目的であったのです。
結論として、このまま裁判を続ければ、邪悪な目的のために利用している原告を手助けすることになるので、裁判を終了するというのです。
実に明快な最終判決が、確定しました。
自民党は、最終判決が出る前に事件の真実性に疑問を抱き、正式に『自由新報』に、虚偽の暴行事件を報道したことへの謝罪文を掲載しました。
この自民党のように、法治国家としての公平な最高裁の判決に従い、裁判中の5年間にわたって、無法な攻撃の限りを尽くした他の団体や人たちも、本来は当然、謝罪すべきです。
ところが、悪質な創価学会批判者は、謝罪しないどころか、裁判の経過や判決を、屁理屈をもって、すりかえや歪曲をして、逆に学会の攻撃材料に変造したのです。
ここに、悪質な創価学会批判者の、悪質さがあるのです。
実はこれは、驚くべきことではないのです。
これまでの、創価学会への社会的な問題となった批判については、何度も行われてきたことなのです。
下記を見ればすべて明らかです。
http://www.soka3.com/archives/5981141.html
これまでには何度も、A事件を示しては、創価学会、池田会長への批判を書き込んでいる人がいます。
それらの人は、悪質な創価学会批判の親分を、邪宗教の教祖のように崇め奉り、彼らが書いた文章をまるで聖書のように信じ込んでいるのです。
「ウソをホント」として、だまされて思い込まされ、洗脳されて、創価学会攻撃の手先として利用されていることに、全く気が付いていないのです。
ところで、この裁判関係の記述は、実際の判決文を読み、公判の中で交わされた、実際の会話の記録を読んで書いたものです。
従って、もし、これに反論するのであれば、自身が自分の目で、判決文、公判記録を読んで、その中から裁判の事実に基づいた反論をすべきでしょう。
それは、常識ある人間として当然の姿勢です。
間違っても、悪質な創価学会批判者の親分が書いたものなどを示して、反論するような幼稚なことはしない方がよいでしょう。洗脳の深刻さを証明するだけです。
いったい、このような「ウソをホント」にする悪質な創価学会批判者に対してどのように思いますか。